第9回「呼びあう魂」、シーズン2の最終回を飾るに相応しい出来でした。
精霊の守り人をシーズン1から丁寧に見てきた人への贈り物のような回ではなかったでしょうか?
刺客に追い詰められるチャグム。
チャグムに刃が振り下ろされようとしたその時、マントを振り払ったバルサがジャンプ一番、飛び込んできます。
そして、寸前の所でチャグムを救うのです。
「信じられない」
というような表情でバルサを見つめるチャグムにバルサが言います。
「いいかい?私から離れるんじゃないよ」
心を鷲づかみにされます。
そして、畳み掛けるようにシーズン1の回想。
「いいかい?私の背中から離れるんじゃないよ」
全てはここから始まったんですね。
もうこみ上げてくる熱い想いを押さえることが出来ません。
そこからは、バルサのシャープで切れのある美しい槍捌きを「これでもか」と見せ付けてくれます。
「大きくなったね、チャグム」
最後に、「バルサ、どうして?」と問いかけるチャグムに
「忘れたのかい?私はあんたの用心棒だ」
と優しく語り掛けるバルサ。
もうね、チャグムを見る優しいバルサの目を、涙無しに見ることが出来ません。
シーズン1から見てきた人なら共感していただけると思います。
まさに怒涛のクライマックスに魂が震えました。
見終わった今、シーズン3が楽しみで仕方ありません。