綾瀬はるかさんが‟やりたいことがみつからない”人に伝えたいこと。

映画にドラマにドキュメンタリーにと、ますます活躍の場を広げる綾瀬はるかさん。
最新の出演作についてや、今思うことなどについて聞いています。

ちょっとしたきっかけで、変わる可能性はある
やわらかな雰囲気でいて、きちんと筋の通った強さも併せ持つ綾瀬はるかさんは、with世代には憧れの存在。2017年も気になる出演作品が続々と公開されています!
まずは映画『本能寺ホテル』。綾瀬さん演じる主人公の倉本繭子はアラサーの会社員。それが、ひょんなことから戦国時代へタイムトリップし、‟本能寺の変”直前の織田信長に出会うことに・・・という奇想天外なストーリーながら、いつの間にか引き込まれてしまうのは、綾瀬さんの不思議な存在感のなせるワザ!





「なにがしたいかって聞かれると掃除かな。もう掃除が趣味!」

「そうですか(笑)? 繭子は特別やりたいこともないまま、流れに身を任せて生きてきた女の子。仕事も結婚も、人生には‟流れ”みたいなものがあるから、それに乗っかって、しかも側にいろいろ決めてくれる恋人がいたら……それはそれでいいですよね。台本を読んだときは、私もそんな繭子に違和感はなかったんです。でも、実際に演じてみると、繭子には意外と自分の意見を言う機会がなくて・・・これってけっこう悲しいことかもって。だから、繭子が能動的に動いて、だんだん自分らしさを見つけていく‟戦国時代パート”のほうが、私自身、演じていても楽しかったですね」


「やりたいことが意外とない。私ってつまんない人間だな(笑)」

戦国時代にタイムトリップするたびに生き生きとしていく繭子。でも、繭子が変わっていくのは、タイムトリップだけがきっかけではないのかも、と綾瀬さん。


「『守り人』シリーズは、つい引き込まれちゃう。すごいんですよね」

「確かに戦国時代って、ものすごい時代だし、織田信長なんかに会っちゃったら……見える世界はきっと全然変わりますよね。でも実は、探してさえいれば、人ってちょっとしたきっかけでも変わる可能性があるんじゃないかなって。この映画の‟現代パート”にも、カギになる存在は出てきますし、その人が映画の中でも『確かに』っていうことを言ってくれるんです。その言葉は私の中にもすごく残っていますから、『やりたいことが見つからない』というwith読者の方がいたら、なにかヒントが見つかるかも」

withonlineより